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February 25, 2006

何が新しいのか

禁煙支援の専門家から、リセット禁煙について、従来のカウンセリングとの違いがどこにあるのかわからない、
との質問を受けることがある。

確かに、話をするだけで、何も新しい薬や器具を使うわけではない。
行動に焦点をあて、患者をサポートする点もいっしょである。
しかし、現実に、多くの喫煙者が、今回の話は、今までと違った、今回の禁煙は、不思議なほど楽だった、と「違い」を認めるのだ。もちろん、禁煙できない人も多く残るのだが・・・。

ある学会でもその質問が出たことがあり、そのとき私は、とっさにこう答えていた。
いわば、体験ベースの説明である。

◇体験ベースの説明
それまで、自分は自分なりにカウンセリングを一生懸命やって、苦労してきた。
そして、リセット禁煙のモデルとなった、「禁煙セラピー」で禁煙した患者に出会ったとき、
非常に不思議な想いがしたが、「新しい禁煙方法」の存在を現実として受け入れざるを得なかった。
本を読んで、さらにその思いは確信へと変わった。
それまで、自分もカウンセリングをやってきたわけで、それが十分ではなかったのかもしれないが、
その、自分のカウンセリングの方法と比べて「新しい」と感じたのだ。

もちろん、理屈で説明することも可能であった。たとえば、

◇学術的な説明①(従来の枠組みの中に位置づける方法)
従来の禁煙支援は、行動療法に基づいているが、リセット禁煙は認知療法、とくに、論理情動療法的な枠組みが骨格となっている。しかし、依存症であるがゆえに、患者自身が認知の歪みに非常に気づきにくいという構造がある。そこで、メタ認知を促す客観的科学的事実を提供した上で、コーチングのスキルを用いて、深い認知と行動変容を促す、治療パッケージである。

◇学術的な説明②(禁断症状に対する考え方)
従来の禁煙支援には、害を正確に説明する、患者を受け入れる、励ます、ほめる、支援する、具体的な、禁断症状をしのぐ方法を紹介する、患者とともに考えるといった方法が、軸となっている。特に禁断症状については、これを紛らすために、何か、代替物を与えるという立場である。それに対して、リセット禁煙では、禁断症状のうち、精神的依存は、誤った認知の結果もたらされると考え、その、認知の再構成に注力する。その結果、禁断症状自体が、軽減するため、特段、代替物が必要である、との立場をとらない。(身体依存に関して、ニコチン代替療法を行うことは否定しない)

◇学術的な説明③(具体的なプロトコールに沿った説明)
従来の禁煙支援には、傾聴・受容・支援などの基本的な態度についての指針があるが、リセット禁煙では、気づきの連鎖反応をシステマティックに起こすために、体系化された質問群が用意されており、それに基づいて、シナリオ化された面接を行う。特に、カウンセリングなどの専門的な訓練を受ける必要はない。

◇学術的な説明④(対象・アウトカム(結果)にそった説明)
従来の禁煙支援では、高齢になるにつれて、成功率が上昇し、行動療法のステージ分類(無関心期・関心期・準備期・維持期)にそって、行動変容が生じた。リセット禁煙では、若年者において成功率が高く、ステージ分類に沿わない行動変容も珍しくない。NLP(神経言語プログラミング)における、行動変容のモデル、パターンの中断・パターンの破壊・新しいパターンの構築・新しいパターンの維持、に従う。

ただ、こうして書いてみて、しみじみ感じたことは、学術的な説明、位置づけを知るよりも、まずは、
「リセット禁煙のすすめ」を患者に読んでもらったり、シナリオ化された面接を実践してみることが、
理解の早道だということ。スキーとスノーボードの違いは、文章で読むよりもスキー場へ出かけ体験してみるに限る。

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February 19, 2006

予定表 平成18年3・4月

3/1 15:30-16:30 野立第二学童育成会(名古屋市熱田区) 講話「タバコの害について」
3/3 15:00- 愛知県師勝保健所 地域禁煙支援事業報告会
3/7 18:00- 国立東名古屋病院 禁煙外来講演会
3/10 午後 名古屋市西区妊産婦禁煙セミナー(リセ禁ライブ予定)
3/11 午後 安城保健センター 禁煙市民交流会
3/15 江南保健所午後 禁煙セミナー
3/17 19:00-21:00 茅ヶ崎保健所 禁煙支援者研修会(リセ禁ライブ予定) 
3/17 21:00- リセット禁煙研究会補講&懇親会
3/22 岡崎市立六ツ実中学 学校保健委員会講演
4/13 12:00-13:30 名古屋パルコ9Fクレストンホテル 名古屋西南ロータリークラブ講演会
4/14-16 日本内科学会 パシフィコ横浜
4/23 羽島子ども問題ネットワークワークショップ
4/24 トヨタ記念病院 禁煙講演会(リセ禁ライブ)

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February 18, 2006

プライベートサポート?

 東京でリセッター修行中の永井さんより夜、電話があり、あるセミナーで出席者と話をしていたところ、
リセット禁煙に興味を持った人が二人あり、プライベートでセッション希望だったそうです。1日1箱すうのであれば、一年で10万円が灰になることを考えると、本当に止められるのであれば、それに見合う金額を出してもよいともいわれたそうで、彼もうれしくて、夜中の電話となりました。確かに理屈はそのとおりで、ニコチンパッチが一枚500円、標準的治療の8週間で合計3万円ほどになることを考えると、こうした人たちに対する受け皿をうまく用意することができれば、リセット禁煙にさらにいろいろな可能性が付与することができるかもしれません。
 

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CDのデザイン

NACKWITHYOU presents リセット禁煙のすすめ
依存氷解 魔的CD

のパッケージ用の絵を書いてもらいに、
ある会員の家を訪ねました。

その人は、「リセット禁煙のすすめ」の挿絵を描いてくれた人です。
小1、幼稚園年長、ともう一人の三人の息子がいるので、
私が子守をしつつ、絵を描いていただきました。
ババ抜きと神経衰弱をしました。夜は藤一番のラーメンを食べに行きました。

なかなかいい、氷の絵ができましたよ。

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February 17, 2006

加護亜衣にアプローチ?

モーニング娘。の加護亜衣が、禁煙で謹慎中との情報を得、
セレブ作戦を思いつきました。

NACKWITHYOU の相沢元気の事務所はアップフロントエージェンシーで、
モーニング娘。と同じらしいのです。
そこで、身内として、リセ禁を紹介してもらえないか、と構成作家の細村さんに提案してみました。

磯村: きっと加護亜衣は、今は、「どうして私だけなのよ!みんな吸ってるのに~!」なんていってるに違いないけど、本音では、止めれるものなら止めたいと思っているはず。まだ、若いし。スモーカーとしてはまだまだ素直なはず。(^_^♪ なので、今は、事務所はすごくナーバスになっていると思うけど、今すぐどうのということではなくて、半年位してから、実は、これで禁煙できました、なんて、雑誌か何かでぽろっといってくれたら、すごく影響力があると思うんです。
細村: そーですねー。そういうのが、一番効くんですよ!
磯村: 仮に、そうはうまくいかなかったとしても、彼女から、誰かほかに口コミがいくかもしれないでしょ?
小雪とか、松孝子とか、いくらでもいるんだから。とにかく、禁煙セラピーの人たちのマーケティングは完璧です。あれを絶対にモデリングしなければだめです。あの本があそこまでいったのは、とっかえ、ひっかえ、セレブが私はこれで禁煙しました、とやったからですよ。今の若い人は、口コミとセレブの言うことしか信用しないんですから。

さて、結果は半年後に?

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CDのエンディング

エンディングがいまいちだったので、必死で考えました。
聖書の
「一粒の麦、地に落ちもし死なずば、ただ一つにてあり。もし死せば、多く実を結ぶべし」
の言葉を引こうか、とも考えましたが、結局、文脈に微妙に合わず、あきらめました。
それでも、自分的にはかなり納得できる内容になったと思います。(@o@)zzzz疲れた~

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February 16, 2006

トヨタ記念病院で禁煙外来

四月より、愛知県豊田市平和町1のトヨタ記念病院で、隔週第2・4月曜 14:00~16:00 に
完全予約制で、禁煙外来を始めることとなりました。

そこで、今日は院長と呼吸器科部長に挨拶に行きました。
院長は、職員の禁煙もやってほしいということでした。

保健診療の詳細はまだ不明ですが、
概略は明らかとなってきました。

パッチは自費のままだということ
選任の看護師がいること、
禁煙の成績を社会保険事務所に報告すること、

などが、注意を引く内容です。

トヨタは車の町。去年72時間連続勤務の挙句に、交通事故を起こして以来、僕の車は廃車になって、自分も免停一歩寸前。思うところあり、もう車はどうしてもという状況にならない限り、乗らないつもり。そんな自分には、バスにのって、電車に乗ってとトヨタの街は遠いなあ・・・。

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作曲家見つけました!

よしうささんへ

よしうささんのご主人のHPみました。
音楽も聴いてみました。

実は、急な話ですが、
NACK5という、関東一円を範囲にするFMラジオ局とのコラボレーションで、
リセット禁煙をCD化する話が具体化してきました。

NACK5 presents リセット禁煙のすすめ

 依存氷解 魔的CD

といいます。

予算は、こちらもちで、それだけで百万ぐらいの出費を覚悟しているので、
ラジオ局から著作権の問題のない曲の提供の話もありますが、できれば、
禁煙に理解のある人の中から、無料で楽曲を提供してくれる人を探していました。
もちろん、作曲者の紹介等は、CDにしっかりさせていただきます。

世界禁煙デーに間に合わせるため、雑誌などへのリリースも考えて、音源の
期限は来週中。自分の印象では、

そうたろうさんの「空に沈む水」でも、いけるのかな、とは思いますが、
あたらしく、こちらの趣旨に合うものをイメージして作ってもらえるのなら、
なおよいなあ、ぜひお願いしたい、と思います。

いかがでしょうか。
 

■よしうささんは、盛岡在住の禁煙の闘志。ご主人は聡太郎さんといって、作曲家。
よしうささんが、リセット禁煙の紹介をmixiに書いてくれたことから、縁ができました。

◇彼のmixiより◇

聡太郎です。
社会人をしながら作曲活動をしています。

ここで曲を公開中→聡太郎の作曲工房
   http://www.k3.dion.ne.jp/~soutaro/

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February 15, 2006

320makeup とコラボ?

昨日のNACK5での会議を受けて、早速、表参道にある320makeup
のミネオさんに、電話をした。
そしたら、さすがにもう、リセ禁を読んでいた。

自分たちは、一番救い出したいのは、若い女性だ。
そこに一番アピールするのは「美」であろう。

そんな部分で、熱い思いを共有できたのが、あるセミナーで知り合った、ミネオさん。
健康と美を追求するメイクアップアーティストで、タバコは大嫌いである。

CDのパッケージの中に入れる、カード類の一つに、
美をテーマにしたものを作れないか、相談した。

いろいろなアイデアが出たよ(^0^9

最後の一本を吸ってください、用にタバコを一本真空パックで入れておくとかね(^ ^♪

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February 14, 2006

CD作成会議

ラジオ番組 NACKWITHYOUから始まった、リセ禁CD作成計画は、
結局、費用は、こちら持ち、ということが判明して、がっかりするも、
それはそれで、すぐ気を取り直して、
メディアでレバレッジする
BIGチャンスと、果敢に挑戦することとなりました。

その最初の会合が今日。さすがに少々疲れ気味でしたが、気力は充実。

知らず知らず緊張していましたが、行きの電車で偶然東京六法出版の金原社長と川上さんに一緒になり、
ほっとしました。

会議は、まず、CDの名前を決めて、
NACKWITHYOU presents リセット禁煙のすすめ
依存を解く魔法のCD

となり、

次いで、発売日を、世界禁煙デーの手前の5/15 
と決めて、

じゃあ、その日にあわせて、雑誌などにアプローチするには、二ヶ月くらいは、手前でないと、
ということで、3月の6日から、スタジオで収録、3/15日には、パッケージから、内容物から、とにかく形にして、
人に示せるものにしよう。となりました。

内容に関しては、相沢さんが、自分のシナリオを気に入ってくれて、
このままで基本的にGO!
彼は、繰り返し、私のことを専門家だから彼のいうとおりにしよう、とサポートしてくれて、
うれしいような、面はゆいような・・・。

実は、今回私にも、このCDには、実験的に仕掛けてみたいことがあって、それは、
心理学にいう、アンカリングという手法。
その説明のため、ホテル近くの雑貨屋で、風鈴を買って、デモに持っていきました。

アンカリングについては、また、別の項で説明しますね。

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February 13, 2006

鎌倉保健所で研修会

新シナリオでの2回目の研修会。
保健所長の鈴木仁一医師とは、以前神奈川県での研修会や、松山の禁煙学会でも面にかかったことがあり、はじめから打ち解けた雰囲気ではじめることができました。また、あらかじめ、参加者にリセット禁煙のすすめが配られていたことも印象的でした。
今回工夫したのは、公衆衛生における、リセット禁煙の位置づけを訴えたことと、
シナリオによる、ロールプレイを行ったことです。ロールプレイをしてみて、やれるような気がしてきた、とアンケートに答えてくれた人もあり、リセ禁ライブができない場合は、これだな。と思いました。

湘南電鉄に揺られての帰途、車窓から砂浜と夕焼けを見ながら、鈴木先生のいわれたとおり、癒しだなあと思いました。

もう一日、平塚に泊まって、明日はいよいよ、NACK5です。

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February 12, 2006

禁煙学会であちこちに!

松山での二日目、朝は大街道での吸殻拾いから始まりました。やってみると、結構、ムキになって溝の間の吸殻をひねり出した

りして夢中になります。

さて、発表はリセット禁煙関連の発表もいくつもあり、高知近森病院の久保田看護師によるクリニカルパスの発表や、(パスの中

に「リセット禁煙のすすめ」を渡す、なんて、出てくる!)、水戸済生会病院の青柳看護師による、看護師ネットワークの発表、

三島の岡村記念病院の心臓外科医山本健二氏による発表、あと、名古屋医療センターの谷口看護師による、病院職員に対するア

ンケート調査と禁煙外来の発表である。30ある口演のうち、演者がリセット禁煙研究会のメンバーであるのは9題、直接リセ

ット禁煙に触れたものも4演題ありました。

一方、リセット禁煙の兄弟分である、加濃式社会的ニコチン依存度に関する発表は、ポスター発表を席巻。10題中、4題がこれ

に関するものでした。いよいよ、専門家の間にも認知が広まってきた感じです。ただ、まだまだ理解されていない面もあり、私

の発表の後にも、一般的なカウンセリングとの違いを教えてほしいとの質問がありました。これについては別項で示しますね。

私は、「リセット禁煙プログラムの携帯配信による禁煙支援システム」と題して発表しました。(抄録を別項にて示しますね)
携帯システムの説明ばかりでなく、リセット禁煙に関する説明も加えました。

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