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November 04, 2004

加濃式社会的ニコチン依存度調査票

今回は、少し学術的な内容です。この加濃式・・というのは、スモーカーの「思考のゆがみ」を質問票でとらえようとするものです。

★「タバコにもメリットがある」 とか、
★「自分はタバコ病にかからずにすむような気がする」 とか、
★「タバコは嗜好品」 といった考え方をすればするほど点が高くなります。
 
 現在改訂作業中で、私もワーキンググループに入っています。
今回、愛知県教育委員会の協力で、教職員約800人に採ったアンケートの結果をまとめました〈呼吸器学会発表予定〉。
 
■■自分は吸っていなくても、家族に吸う人がいると、「思考がゆがむ」?!という結果です。■■

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教職員における加濃式社会的ニコチン依存度調査票Ver.1の有用性・妥当性の検討

名鉄病院 呼吸器科 ○磯村毅  村手孝直

<目的と方法> 加濃式社会的ニコチン依存度調査票Ver.1の有用性・妥当性の検討するため、愛知県立高校の教職員に対して、喫煙と社会的ニコチン依存度に関するアンケートを無記名式で実施した。

<結果> 全問に回答のあった796名について検討した。スコアは喫煙者群、元禁煙者群、非喫煙者群の順に、4.71±1.95(平均±標準偏差)、3.13±1.94、2.35±1.59で、喫煙者群は、他の2群に対して、元喫煙者群も、非喫煙者群に対して、有意に高値を示した。
非喫煙者群のうち、「他人のタバコを吸う機会が多い」と回答した169人を、受動喫煙の場所を「主に家」と答えた群と、それ以外の職場などと答えた群とに分けて検討した。スコアは両群で順に、2.55±1.49、1.92±1.48で、「主に家で」と答えた群で有意に高かった。

<結語>同調査票は喫煙行動と関連性を認め、妥当と考えられた。現在、改訂作業中であるが、今後、非喫煙者に対しても、タバコに関する意識の指標となりうる可能性が示唆された。

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